ほぼ日でのミニバナナの販売、完売いたしました。
ものすごい時間空きましたけれども;
感謝御礼申し上げます。
なんとなんとなんとも短時間で完売いたしました。
死ぬかと思いながら作ったのにあんなにあっけなく。。。
それだけ販売を楽しみにして下さっていた方が沢山いらしたということかなと思うととてもとても嬉しいです。
必死で(必死そうには見えなかったと思いますが、、)接客して
いままで展示やらで販売してきたバナナたち。
なかなかご理解頂けず売れない日々が続いて
気持ちが折れそうになりながらも続けてきました。
応援したいから買って行きます!とか言っていただいたり。
買っていただいた方にはいつも付けてると人気者になれると言われたり
僕自身も付けてると見知らぬ人との会話のキッカケになったり。
不思議なバナナです。
僕の作品に魅力を感じご購入いただきありがとうございました。
販売の前の日はお腹痛い感じでしたが。。
とてもとても自信に繋がります。
色々と問い合わせやお礼の連絡をいただいたり。(妻がメール見ててまだ返信出来ていないかたもいらっしゃるかもしれませんがそうしましたら申し訳ありません。)
なんだか涙が出そうです。
今植村カナさんが流れてるから?
いやそうでは無いです。
そうそう、
お詫びをせねばならない点の一つが
バナナを選べなかったこと
6つの形がありました。
典型的なバナナって形ってどんなかなと何度もスーパー(ここでスーパーという辺りが格好悪いのですが)に通い選び取ったバナナをまずはミニサイズで模刻してそれから型を12個製作し少しずつ加工。
といっても残り9割手作業。。。
でもそれでダイブ時間が短縮されあれだけの数が出来ました。
初めて両手の指先が震えました。
掴み過ぎですかね。
目も開けてられない、でも閉じると痛いみたいな不思議なことにもなり。。
多分集中した作業時は長時間目を閉じないのではないかと思います。
おっと話がずれました。
ストラップやらネックレスやらと色々あったため出荷の手配時困るであろうということから選べず個体差ということに。
展示では皆さん必死で選んでいかれるのでそれを見るのも楽しみの一つだったり。
この形やだなってかたもいたのではないかなととても心配だったり。
そうしましたらホントにごめんなさい。
でもバナナ買っていただいた方の6分の1のうちどなたかと房になりうるというなんだか不思議なバナナ繋がり関係が生まれるのもちょっと楽しみです。
ナンバーでも付ければ良かったなぁ。と反省です。
あとお詫びのもうひとつが経年変化をうたっていたのにもかかわらず一番変化する初めの数ヶ月を体験していただけなかったことです。
販売予定時期が3月だったので既に納品していたのですが、まさに地震の影響で半年以上しまわれたままになってしまい、なんだか熟してきた気がする〜みたいなことが少し体験できないのかもしれません。
でもまだまだ深く変化しますのでお楽しみに。
薄く鮮やかな黄色、濃い黄色(ここが多分今)、だんだん鈍くなってくミタイな感じです。
どうぞ可愛がってあげて下さい。
僕鉄の仕事してめっちゃ汚い手で触っていたら真っ黒になった覚えがありまして。
いちお今まで色々試してきた中で一番汚れずらくてメンテナンスのし易い
ワックスを塗っております。
どうしても落ちない汚れや長時間水浸しでカッサカサになってどうしようもないってなりましたら問い合わせして送っていただければまたピカピカバナナに出来ますので。少ーし小さくなりますが。
無理なものもあるかもしれないのでその辺はモノを見てからですが。。
モノにもよりますが数百円で出来ると思います。
お気軽に。
最近よく思うこととして、
モノ作りは手を抜けばいくらでも抜けるもので。
ちゃんと作っているものとそうでないものを見分ける力を
買い手が持たないといけない。
作り手もそこに真摯に向き合って行かなければならない。
だからといって手間を掛ければ全て良いもので売れるとは限りませんが。
流行のものも大切ではあるけれども、
僕はずっと残っていくものを作っていきたい。
その場しのぎではなくじっくり時間をかけて一つのものをブラシアップしていく。
自分には伝統があってつくっているわけではないけれど、
自分の感じた感動、感じて欲しいこと、
そういったことを
作ったものを通じて人と対話出来る作り手になりたい。
それを手に入れた方もそれを介して他の方と対話出来るようなものを作りたい。
なんだかめちゃくちゃな色々なものを作っている人間ですが、
単純に思うことは、美しいもの美しい道具がとても好きで、
モノを作るのがとても好きで、
それゆえ少しでも良いものを残したいと思っています。
貴重な素材を使うが故なのでしょうか。
なんてね。
- 2011.09.28 Wednesday
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- by 藤本雄策